しかしパーマーは、レーシングポイントのセルジオ・ペレスについては称賛の言葉を贈った。2020年末での契約終了をチームから通告されているペレスは、4位に入賞したのだ。
「逆境に直面しているにもかかわらず、彼は素晴らしいパフォーマンスを見せた。自身への評価を固めて、確実に他のチームのアンテナに引っ掛かるようにしたいということだろう」
「彼は、4位に入ったことで来シーズンも一流のマシンに乗る力があると自ら証明してみせた」
ペレスを来シーズンのシートから追い出したのはセバスチャン・ベッテルだ。しかし彼は、フェラーリで最後のレースを続けるなかで、日曜日には不十分な走りしか見せられなかった。
「今回のレース週末もベッテルにとっては忘れてしまいたい結果となった。確かにフェラーリは問題を抱えており、ベッテルはなかなか前に進めず苦しんでいる。しかしそれ以上に、彼とチームとの関係が悪化してしまった」とパーマーは語る。
「ベッテルは今年に入ってからずっと、フェラーリのストラテジストたちを信頼していないようだ。ベッテルが自分の走りを保てていないことがはっきりしてからは、ベッテルとチーム代表のマッティア・ビノットとの間で、シーズンを通して互いへのいらだちを隠そうとしていない」
「アストンマーティンF1での新たな挑戦がベッテルをもう一度活気づけるだろうし、彼は今すぐにでもそうしたいと思っているかもしれない」
