■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
バルテリ・ボッタス 予選=2番手
予選Q3での2回目のアタックラップはうまくいったと感じた。でもマシンのポテンシャルをすべて引き出したと感じるのに、それでもラップタイムが足りないというのは厳しいね。最後のラップは感触がよく、ひとつもミスをしなかった。だから、あのラップのどこに改善の余地があるのか、今夜ミーティングで探る必要がある。ルイスと僕は違うセットアップの方向性を選んだ。それが影響したのかもしれない。
とはいえ今回もフロントロウを僕らで独占できたのはよかった。明日が楽しみだ。いろいろな戦略が考えられるし、誰もがタイヤのオーバーヒートを防ごうと必死になるから、面白いレースになるだろう。いい戦いができるはずだよ。
(予選後の会見で語り)タイム差を見て、とても驚いた。すべての力を引き出していい感触を持てたのに、ラップタイムが足りないなんて混乱する。でも、ロングランは速いから、決勝に期待しよう。
■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1番手
98回目のポールポジションだなんて、すごいね! どんなときでも、タイムを縮める余地はあるし、小さくても改善できる余地はあるものだ。でも今日のラップはすごくクリーンだったと思う。なぜだか分からないが、今日は気持ちがすごくすっきりしていた。今日考えていたのは楽しみたいということだけで、それが一番大事なことだった。
この仕事を長年やっているが、タイヤを理解したり、マシンを細かく調整するといった挑戦に立ち向かうことが大好きだ。自分の仕事を気に入っているし、今も進歩していると感じる。僕だけではなく、このガレージにいるメンバー全員が自分の仕事を楽しんでいるんだ。
チャンピオンをかけた戦いはとてつもないプレッシャーを伴う。でもふたつのタイトルを確定させたおかげで、開放的な気分で、今日のように走ることができた。今日の結果は、僕らチームが成し遂げた特別な成果の延長線上にあるものだ。
週末を過ごすたびに、チームのメンバーには驚かされる。今年はどんな出来事が持ち上がろうと、それに立ち向かってきた。僕にとって重要なのは、シーズン最後の3戦を活用し、できるだけ多くのことを学び、それを来年につなげることだ。
