58周目にストロールがピットインしてソフトタイヤに交換し、オコンの前8番手をキープしてコースに復帰を果たす。
角田は65周目にヌーベルシケインでタイヤをロックさせそのままピットインしてソフトタイヤに交換。ピットイン前に争っていたラティフィの4秒後方16番手でコースに復帰し、新品のソフトでプッシュして1分14秒037のファステストラップを記録し追いかけていく。
ガスリーに抑え込まれて抜けないハミルトンは67周目にピットインして予選で使った中古のソフトタイヤに交換してファステストラップを狙いに行く。69周目に1分12秒909と大きく塗り替えてファステストラップポイント1点を手繰り寄せた。
首位フェルスタッペンは燃料をセーブしながら悠々と走行し、最後は9秒の差をつけて独走でトップチェッカー。今季2勝目、モナコGP初表彰台で初優勝を挙げて、ハミルトンをかわしてランキングトップに浮上。ホンダとしても1992年のアイルトン・セナ以来、29年ぶりのモナコでの優勝を飾った。
2位にやはりモナコ初表彰台のサインツ、3位はペレスに付け入る隙を与えなかったノリスがこちらもモナコ初表彰台と、3人全員が初めてという表彰台の顔ぶれとなった。
4位ペレス、5位ベッテル、6位ガスリー、ハミルトンは7位に終わりドライバーズランキングでフェルスタッペンが逆転し4点差で首位に立った。コンストラクターズランキングでもレッドブルがメルセデスAMGを逆転しトップに立っている。8位ストロール、9位オコン、10位ジョビナッツィが今季初入賞を果たしている。角田はラティフィの背後に迫ったものの抜ききれず16位完走で初のモナコGPを終えた。