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F1 ニュース

投稿日: 2021.05.24 00:22
更新日: 2021.08.18 19:41

フェルスタッペンがモナコ初優勝で選手権トップ。ホンダは1992年セナ以来のモナコV【決勝レポート/F1第5戦】

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F1 | フェルスタッペンがモナコ初優勝で選手権トップ。ホンダは1992年セナ以来のモナコV【決勝レポート/F1第5戦】

 首位フェルスタッペンは2周目から1分17秒480のファステストラップで走行し後続を引き離しにかかる。しかしボッタスもファステストを記録して抵抗を見せ、両者は交互にファステストを塗り替えながら3番手サインツ以下をじわじわと引き離していく。

 11周目からフェルスタッペンはさらにペースを上げ、他のマシンもどんどんペースを上げていく。しかしコース上でのオーバーテイクが難しいためバトル状態にはならず、順位の変動は見られない膠着状態が続く。20周目を迎える頃にはボッタスが左フロントタイヤのグレイニングに苦しみはじめ、ギャップは5秒に広がり3番手サインツが背後に迫ってくる。

 29周目、ハミルトンが先陣を切ってピットインしハードタイヤに交換。9番手ジョビナッツィの前のスペースに戻ってプッシュする。

 翌周30周目にピットインしたボッタスは右フロントタイヤのナットが外れずリタイア。同じく30周目にピットインしたノリスが実質3番手に上がり、ガスリーはハミルトンの前をキープしてコース復帰。さらに31周目にピットインしたベッテルはガスリーの前に復帰しハミルトンとガスリーをオーバーカットすることに成功した。32周目にピットインしたサインツは2番手のまま戻り、34周目まで引っ張ったペレスは3台をオーバーカットして4番手でコース復帰を果たす。

バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第5戦モナコGP 右フロントタイヤのナットが外れず、バルテリ・ボッタス(メルセデス)はリタイアに
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第5戦モナコGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)をオーバーカットしたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

 これで上位の各車がピットストップを終えてハミルトンに合わせてハードタイヤに交換し、首位フェルスタッペン、3秒差で2番手サインツ、さらに4秒離れて3番手ノリス、4番手ペレス、5番手ベッテル、6番手ガスリー、7番手ハミルトン、8番手にハードタイヤで走り続けるストロール、ミディアムで引っ張る9番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、10位にオコン。レースはこのまま膠着状態となる。

 43周目にライコネン、そして角田の1秒前を走るラティフィがピットインしハードタイヤに交換。前が開けた角田はフリーエアでプッシュを続けるが、ピットインしてソフトに交換したアロンソに追い着いてしまう。

 55周目を過ぎて2番手のサインツは状況を打開しようとフェルスタッペンにプレッシャーを賭けようとするが、フェルスタッペンも冷静にこれに対処してギャップを3秒以内にはさせず、逆にタイヤに苦しみ始めたサインツとのギャップをじわじわと5秒まで広げていく。3番手ノリスもハードタイヤの扱いに苦労し、4番手ペレスがじわじわと迫ってくる。


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