Q2では3グリッド降格ペナルティが決まっているボッタスがミディアムタイヤを履いて先頭でコースイン。これに続いてコースインした上位勢も決勝のスタートタイヤを睨んでミディアムを履くが、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)はソフトタイヤを選択した。

 フェルスタッペンは1分4秒540でトップに立ち、ソフトのペレスも0.150秒差の2番手に続くが、メルセデスAMG勢はともにターン3で止まりきれずにタイムロス。ハミルトンは計測2周目で3番手に浮上したがボッタスはタイムを更新することができない。

 アルファタウリ勢も含め中団グループはやや時間をおいてコースインしソフトタイヤでアタック。ここでガスリーが1分4秒429を記録してトップに立ち、3番手にノリス、角田は0.202秒差の6番手。トップから0.295秒差のボッタスは9番手に沈むが13周目のラップでタイムを縮めて0.014秒差の3番手に上がる。

 残り4分半で6番手ハミルトンがミディアムの2セット目を投入してコースイン。他車は新品ソフトでコースインし、首位ガスリーはコースインせず、2番手フェルスタッペンと3番手ボッタスはQ3に向けてソフトタイヤで偵察走行を行う。しかしアタックラップに入った直後のターン1のブレーキングゾーンでアタックを終えたばかりの角田と交錯し、タイムアタックを断念した。

 ここでラッセルは0.008秒届かず11番手でQ3進出を逃す。12番手カルロス・サインツ(フェラーリ)、13番手リカルド、14番手セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、15位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)というQ2敗退組の顔ぶれとなった。

 ソフトタイヤのペレスが1分4秒197でトップ、2番手ノリス、ハミルトンは6番手でミディアムタイヤスタートを決め、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は7番手、角田は8番手で今季2回目のQ3進出を決めた。

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)

 

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