メルセデスF1チーム代表トト・ウォルフは、2022年、ラッセルはハミルトンとコース上で自由に戦ってもいいが、決して接触することは許さないと述べている。ウォルフは、ハミルトンとラッセルが憎しみ合い、チームの利益にならない行動をとるようになることを防ごうとしている。

 ラッセルに大きな野望があることを理解し、励ましているウォルフだが、チームメイトに挑戦することによってチームの利益を損なうことになってはならないと言い渡した。

2021年F1第18戦メキシコGP トト・ウォルフ(メルセデスF1代表)とジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
2021年F1第18戦メキシコGP トト・ウォルフ(メルセデスF1代表)とジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)

「ジョージ・ラッセルは知的な若者だ」とウォルフは『Daily Mail』に語った。

「彼はチームの一員になるわけだが、レース中に遠慮しなければならないわけではない」

「だが、チーム内には尊重すべきある境界があり、ジョージもそのことをとてもよく分かっている」

「一旦レースが始まったら、責任を担うのはドライバーだ。私が介入したり、管理したり、遠隔操作するようなことはできないが、ひとつ極めて重要なことがある。それは接触しないことだ」

「それがドライバーの責任だ。激しいレースをしてもいいが、接触してはならない」

 かつてメルセデスにおいてハミルトンとニコ・ロズベルグが組んでいた時代には、チームメイト同士の争いがとげとげしい雰囲気をもたらしていった。ウォルフは、ハミルトンとラッセルのペアに同じことが起きることをなんとしても避けたいと考えている。

「ニコがいたときに経験したが、あれは単なるライバル関係ではなかった。ふたりの間には憎しみが高まっていた。ああいうことにはさせない」

「互いに敬意を示すことが重要だ。トラックの同じ位置でレースをしていれば最終的に近くで競うことになるので、難しいことではある」

「だが何者もチームより大きな存在にはならないという誠実さを、我々は期待している」

「ドライバーたちはそのことを分かっている。ドライバーはチームのために働く2000人と、メルセデスのために働く35万人の人間の代表だ」

「繰り返しになるが、ドライバーは太陽系であり、メルセデスは太陽なのだ」

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