■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=優勝
長年レースをしているが、今日のレースは信じられないほどきつかった。できる限り思慮深く、できる限りタフに行動しようと努めた。長年のレース経験を使って、マシンをコース上にとどめ、クリーンな状況を保つため、分別を持ってレースをしようとした。
難しいことだったが、チーム一丸となって耐え抜いた。シーズン後半、さまざまな出来事が僕たちに襲い掛かった。このチームのメンバー全員をただただ誇りに思う。そして、今週末見に来てくれた観客の皆さんにも感謝する。ここに来ることができてよかった。
今週末、僕たちは自分たちの状況下で最高の仕事をした。バルテリは素晴らしい仕事をしてチームのために大量のポイントを持ち帰ってくれた。この結果は、ファクトリーで働く全員のものだ。
本当にすごいイベントだった。とても歓迎してもらえたし、人々は親切で、トラックも素晴らしかった。身体的にも精神的にも難しいが、走るのが楽しいし、これ以上は望めないコースだ。さあ、次のレースも頑張ろう
(レース後の記者会見で語り)28年のキャリアのなかで大勢のドライバーたちとレースをしてきた。いろいろな個性のドライバーたちと出会ったが、トップドライバーのなかにも一部限界を超えてしまっている人間がいる。ルールを適用しないのか、ルールのことを考えないような人たちだ。
(マックスは)間違いなく限界を超えてしまっている。これまで彼と走るなかで何度も何度も接触を避けてきた。そうすることにしている。だって戦いをその日で終わらせたくはないからね。
今日、彼は僕に対してブレーキテストをした。最終コーナーに向けてDRSを得て、ターン1に向けて僕を再度抜き返そうとしていたんだ。そうしてあのクラッシュが起こった。フロントウイングを失ったかと思ったよ。
(フェルスタッペンがポジションを返すつもりだったことについて)僕には伝わっていなかった。だから何が起きているのか分からなかったんだ。とても混乱したよ。彼は突然減速したんだ。激しくブレーキを踏んだから、危うく完全に彼のリヤに乗り上げそうになった。そうしたらふたりとも終わりだったよ。彼にとっては、ふたりともフィニッシュできなくてもかまわないのかもしれないが、僕は揃って完走するべきだと思っている。
(DRSを利用する)戦術だったのだろうが、ヘビーブレーキングをしたことが一番よくなかった。
