ビン・スライエムはまた、批判の的となっている、アブダビGP終盤のセーフティカー手順について、トッド前会長の意向に基づき、事実を調査し、必要な場合は変更を行うと語った。

 規則と異なると指摘されているのは、セーフティカー出動中、すべてのバックマーカーではなく、ハミルトンとマックス・フェルスタッペンに挟まれた一部のバックマーカーのみがリーダーたちの前に出ることを許されたこと、セーフティカーが戻るタイミングが1周早かったことである。その結果、レースはセーフティカー先導のまま終了するのではなく、最終ラップ1周のスプリントレースが行われ、古いタイヤを持たせてレースをリードしていたハミルトンは、フレッシュタイヤに交換したフェルスタッペンに容易に抜かれてしまった。

2021年F1第22戦アブダビGP セーフティカーが戻り、最終ラップに入るルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第22戦アブダビGP セーフティカーが戻り、最終ラップに入るルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

「これから規則を調べ、今後同様のことが起こった際には、即座に解決策を講じるか、あるいは回避することができると確信している」とビン・スライエム会長。

「改善すべきエリアが多数ある。じっとしているだけで、自分たちは優秀だと言うことなどできない。これほど重く、重要なスポーツでは、それでは十分ではない」

「改善の余地は常にあるものだ。どこを改善すべきかを見ていく必要がある。FIAの信頼性について聞かれるなら、我々は優れた構造と優秀なチームの上に成り立っていると言える」

 マイケル・マシの将来については「自分のチームとの話し合いなしに結論に飛びつくつもりはない」とビン・スライエム会長は語った。
「スタッフと協議し、改善すべきすべての点について調べていくつもりだ」

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