F1史上最多出場の記録を持つ大ベテランが、グランプリレーシングに別れを告げた。残した記録は出走回数350回、ポールポジション18回、レース中の最速ラップ46回、ポディウム登壇103回、優勝21回。“アイスマン“ことキミ・ライコネンは、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで輝かしいキャリアに終止符を打った。

 キミがアブダビで使ったブルーと白を基調としたヘルメットデザインは、2001年にメルボルンで初めてグランプリレースに出場した時のヘルメットを模したものだった。この1戦にふさわしいアイデアと言えよう。F1での最後のレースを前に「名残惜しさを感じるか」と質問されて、ライコネンはこう答えた。「全然ないね。こうして引退するのは、ポジティブなことだと思っている。この日を迎えて普通の生活を送れるようになるのを、ずっと楽しみにしてきたんだ。この20年間、僕の生活のすべては、F1のスケジュールとレースによって決められてきた。これからは家族のために時間を使えるようになる。胸に迫るものがあるのは、僕よりもむしろ妻の方じゃないかな」

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