勝つことはすべてではない。トト・ウォルフは何度もF1世界選手権のコンストラクターズタイトルを獲得しているメルセデスF1のチーム代表であるものの、F1を辞めることを考えていたと明かしている。
チーム代表としてウォルフは、2019年に亡くなったノンエグゼクティブチェアマンのニキ・ラウダと仕事上でも個人的にも良好な関係を築いていた。ウォルフによると、当時は友人にして3度の世界チャンピオンであるラウダと話ができないことを寂しく思っていたという。また、新型コロナウイルスのパンデミックが起きた2020年にはレースが4カ月延期されたことから、考えるべき多くのことがあった。