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F1 ニュース

投稿日: 2022.06.05 13:32
更新日: 2022.06.05 13:37

【全ドライバー独自採点/F1第7戦】一貫してフェルスタッペンより速かったペレス。角田はドライ3種で戦うも好転せず

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F1 | 【全ドライバー独自採点/F1第7戦】一貫してフェルスタッペンより速かったペレス。角田はドライ3種で戦うも好転せず

■評価 7/10:最後までマシンに手こずったフェルスタッペン

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が週末を通してチームメイトに敗れたのは2018年半ば以来のことだ。モナコでのフェルスタッペンは、RB18のフロントエンドをうまく機能させることができなかった。予選最後のアタックは、ペレスのミスによる赤旗に妨げられた。決勝では、不運なルクレールの前に出て3位表彰台をつかんだが、週末を通してペレスに勝てなかったことで、高い評価をつけることはできない。

 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は珍しく予選Q3でミスを犯したが、最初のランのタイムで7番手を獲得した。レースになると、アロンソはさっさと前のグループのことを忘れて、タイヤをできるだけ長持ちさせることに集中した。その戦略がうまくいき、7位でフィニッシュすることができた。

 チームメイトのエステバン・オコン(アルピーヌ)は、予選Q3終盤で出た赤旗の犠牲者のひとりだった。最初の2セッションはアロンソより速かったオコンだが、予選10番手という結果になった。レースでは9位でフィニッシュしたものの、レース序盤、ターン1への進入でハミルトンに接触したことにより、当然のペナルティを受けて、降格された。

2022年F1第7戦モナコGP 3位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝したセルジオ・ペレス(レッドブル)を祝福
2022年F1第7戦モナコGP 3位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝したセルジオ・ペレス(レッドブル)を祝福

■評価 6/10:チームのギャンブルが奏功しなかった角田裕毅

 ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、予選Q3で8位にとどまったが、それは自分自身のせいだ。重要なラップで誤ったエンジンモードを選択したことで、良いタイムを出せず、最後のアタックでは赤旗が出てしまった。3列目を確保したチームメイトからは0.4秒も遅い予選タイムにとどまった。決勝では早い段階でインターミディエイトに交換したものの、オコンに引っかかり、アロンソの前に出るチャンスを失った。

 ピエール・ガスリー(アルファタウリ)とケビン・マグヌッセン(ハース)は、ポイントを獲得することができなかったが、パフォーマンス自体は悪くはなかった。ガスリーはプラクティスではトップ7に入っていたが、チームが誤った戦略を取ったことで、予選Q1で敗退。決勝ではリスクを冒す覚悟で臨み、ライバルたちに先駆けてイターミディエイトに交換した。周冠宇とダニエル・リカルドを見事にかわしてポジションを上げ、最終的にはグリッドより6つ上の11位でフィニッシュ、あと一歩で入賞だった。

 マグヌッセンは週末を通してチームメイトより速かったが、予選でトップ10争いをするほどの速さはなかった。フルウエットでボッタスを追っていたが、再びPU関連のトラブルが発生して、リタイアした。

 角田裕毅(アルファタウリ)は、予選ではQ3進出まであと一歩だった。Q1のシケインで軽い接触があったが、大きなダメージをうまく避けることができた。決勝ではチームが6周目にインターミディエイトに交換するというギャンブルをしたが、うまくいかず。アレクサンダー・アルボンとミック・シューマッハーに長い間引っかかり、ドライタイヤのコンディションになった後は、全ドライバー中、唯一、ハード、ミディアム、ソフトのすべてで走ったものの、どのコンパウンドでもグリップを得られなかった。

2022年F1第7戦モナコGP 角田裕毅(アルファタウリ)
2022年F1第7戦モナコGP 角田裕毅(アルファタウリ)


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