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F1 ニュース

投稿日: 2017.02.13 16:47
更新日: 2017.02.14 14:46

【2017年F1ルーキー特集】新世代のスター、バンドーンが「日本で走るのが大好きだった」理由

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F1 | 【2017年F1ルーキー特集】新世代のスター、バンドーンが「日本で走るのが大好きだった」理由

■「大人のドライバーたちをペナルティで縛らないで」

 バンドーンもまた、最近F1を支配しつつある“ペナルティの文化”を嫌っている。ドライバーはスチュワードによってではなく、サーキットから罰を受けるべきだと、彼は考えているのだ。

「ペナルティに関して何が最悪かって、一貫性がないことだ」とバンドーン。

「週末ごとに違っている。ドライバーズミーティングで毎回同じ議題が出るけど、話し合いが終わっても、僕らドライバーは何ができて、何ができないのか、さっぱり分からない」

「僕らに自由にレースをさせてくれた方がいいかもしれないね。皆、大人なんだし、他のドライバーとクラッシュしたいドライバーなんかいない。それに、ウイングを壊したら、自分のレースが終わってしまうんだから」

「サーキットという要素も関係してくる。ミスをしたら、時間をロスするべきなんだ。アスファルトのランオフでなくてグラベルトラップならそうなる。古きよきサーキットが好きなのは、ドライバーの力で違いを生み出せるからだ。逆に何か失敗したら、その場で罰を受けることになる」

「今は安全性が最優先されるから、昔のようなコースに戻ることはないだろう。安全性が重視されるのはある意味、素晴らしいことだ。誰かがひどいケガを負ったり、命を落としたりするところは、何よりも見たくないからね。でもリスクが全くなかったら、やりがいもあまりなくなってしまう」

■ピレリと全く違ったヨコハマタイヤ

 今年のF1技術規則の変更がどのような影響を及ぼすのかについて、意見はさまざまだが、楽観できる要素のひとつは、F1上層部がタイヤについてのスタンスを変えたことだ。過去数年にわたって、デグラデーションが高いタイヤが用いられ、たびたび批判が出ていたが、F1上層部は今年、ピレリに対して、もっと合理的なタイヤを作るよう要求したのだ。

 2016年のスーパーフォーミュラでバンドーンは横浜ゴムのタイヤを経験した。慣れるのに多少時間がかかったという彼は、「(F1のピレリとは)全く違ったんだ。ある意味、普通のタイヤだったんだよ!」と語った。

 つまり、わずか5周でボロボロになったりしないということか、と聞くと、「そのとおり!」とバンドーンは答えた。

「ヨコハマは予選では一発の速さがあって、1周のパフォーマンスをしっかり発揮する。そして決勝では、たとえば鈴鹿なら同じタイヤセットで40周だって走れるんだ。全力でプッシュして、それでもラップタイムの落ちは0.2秒以下だった」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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