その間コース上では、レッドブルの2台が1分26秒台のタイムで1-2態勢を形成。2本のロングストレートで構成されるセクター1こそメルセデス勢が速さを見せているが、S字が連続するセクター2と低速コーナーの最終セクションがあるセクタ−3では、いずれもレッドブル勢がベストタイムをマークする展開となった。
結局トップタイムもフェルスタッペンの記録した1分25秒990となったが、彼はアタックラップのS字でショートカットしているため、実質のトップは約コンマ3秒差で2番手につけたレッドブルのクビアトか。ただ、フェルスタッペンも終始好タイムをマークしており、今週末のレッドブルとトロロッソ勢は期待のできる走り出しとなった。
一方、今週末もパワーユニットの交換で2台合計50グリッドの降格が見込まれているマクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソがトップから4秒差の17番手、ジェンソン・バトンもただひとり二桁に届かない9周しか走れず19番手となった。しかもアロンソは、セッション途中にタイヤにカットの痕が発見されたため、原因が分かるまでの措置としてインターミディエイトで走行。結局、最後までドライタイヤに戻すことはできず、周回数も17周で最初の90分を終えることになった。
最多周回はフェルスタッペンの38周だった。