ホンダはコンセプトを一新、メルセデスが使用しているレイアウト、つまりエンジンの片側にコンプレッサーを、もう片方にタービンを配置する方式に近いものを採用したと英AUTOSPORTは報じている。

 長谷川総責任者は、詳細は明かさないものの、ライバルチームが使用しているものと類似したアイデアを採用したと述べている。

 マクラーレンのチーフエンジニアリングオフィサー、マット・モリスは、新たなパワーユニットのベースは優れたもので、トークンシステムの廃止もあり、シーズンを通して大きく向上させていくことができると期待を示した。

マクラーレンMCL32・ホンダ発表会に出席したフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーン
マクラーレンMCL32・ホンダ発表会に出席したフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーン

「エンジンの構造は適切なものであり、ベスト(のエンジン)にチャレンジできる力を備えていると感じている」とモリス。

「純粋なパフォーマンスにおいて我々がどういう位置にいるのかを知るのは困難だ。シーズン初めからメルセデスに勝てるような状態にエンジンを持っていけるのか? おそらくそうはならないだろう」

「だが過去2年と同じペースでギャップを縮めることができれば、大きな前進であることは間違いない」

「レギュレーションが変わり、トークンシステムが廃止された。それによって1年を通してエンジンの開発を大きく進めていくことができる。来週バルセロナでテストがスタートするが、その時の状況とシーズン最後の位置とは異なってくるはずだ」

「エンジンの構造のベースは、我々が必要としているものであり、それを考えれば、これからの開発期間には大きな期待を感じる」  

「シャシーと同様に、(パワーユニットにも)いい構造が準備されたので、それを足掛かりにして、シーズンを通してパフォーマンスを向上させていけるだろう」

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