角田裕毅(アルファタウリ)と周冠宇(アルファロメオ)のバトルを巡るレーススチュワードの裁定にはさまざまな意見がある。これは今回のインシデントが、レースにおいて事故はつきものであると同時に、その裁定は完全に白黒がはっきりとしているわけではないなかで行わなければならないという難しさが伴うことをあらためて認識させられた一件だったと言える。
レーススチュワードの正否はともかく、今回のF1第8戦スペインGPで角田が入賞に値する走りを披露していたことは間違いない。そのことは、フランツ・トスト代表も「ユウキは素晴らしい走りをしていた」と語っていることからもわかる。