独自規定BEV車両となるシリーズ初の電動モデルは、最高出力550PS想定のモーターにより0-100km/hは3秒以下、最高速も300km/hをマークする後輪駆動ツーリングカーとなり、最大800Vの高電圧を利用する45kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。そのバッテリー、モーター、サスペンションなどはすべてワンメイクとされ、コストを抑えつつ接戦を生み出すことが狙われている。

 その電動パワートレイン“キット”の開発を担当した、強豪PWRレーシングが運営する研究開発部門『EPWR』社は、この9月末にも新型クプラ・ボーンを公開し、精力的にテストマイレージを稼いできた。

「これは大きく重要な前進であり、最初の競技車両がついに登場し、2024年に向け本格的に準備を進めることができている。このプロジェクトに熱心に取り組んできた関係者全員にとって、これは信じられないほどのモチベーションになっており、2024年のSTCCに向けた厳しい冬の準備と実りの春を今から楽しみにしている」と語るのは、来季より“PWRクプラ・スウェーデン”として参戦するチームマネージャーのマーカス・エクストローム。

 同じく今回もPWRと協業するクプラ・スウェーデンのブランドマネージャー、パー・ブリンケンバーグも「我々は2016年にここで競技を開始して以来、チャンピオンシップにおいて重要かつ大きな成功を収めてきた」と、新時代に向けても力強いコミットメントを継続すると強調した。

「我々は長年にわたり、持続可能なモータースポーツの発展を推進するためPWRやSTCCの双方と緊密に協力してきた。もちろん、最初の新しい『クプラ・ボーン』の競技車両を見られたのは本当に楽しいね」

「このコラボレーションにより、電動化されたツーリングカーのパフォーマンスが完全に調和していることを、すべての人々に証明し続けることができるはずだ」

■STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権2024年カレンダー

ラウンド 開催日 開催地
Rd.1~2 6月8~9日 ヨーテボリ市街地(Head 2 Head)
Rd.3 6月28~29日 ユンビヘッド・モートルバナ(Airport Race)
Rd.4 8月24日 ヘルシンボリ港湾地区(Head 2 Head)
Rd.5 9月13~14日 クヌットストープ(NewsRace)
Rd.6 8月17~18日 マントープパーク(Grand Finale)

バッテリー、モーター、サスペンションなどはすべてワンメイクとされ、コストを抑えつつ接戦を生み出すことが狙われている
来季の市街地戦ではエリミネーション方式で2台のドライバーが同時に対戦する”Head 2 Head(ヘッズ・トゥ・ヘッズ)”のフォーマットが導入される

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