「ロマン・デュマは我々のチームと協力して革新、学習、適応に取り組み、その結果、自身やチームの予想を超えるタイムが得られた。パイクスピークの後に、こうしてマウントパノラマにスーパーバン4.2を持ち込むことを選んだのには理由がある。世界中で“これに匹敵する場所はない”というね」

 そのPPIHC総合記録保持者として挑んだデュマも「どちらもそれ自体が印象的な山だが、マウントパノラマとパイクスはその課題において、これ以上に異なるものはないと言える」と、その苦労を振り返った。

「このスーパーバン4.2を300km/hを超える速度でドライブしたのはこれが初めてだが、言うまでもなく可能な限り最速のラップを目指して全力を尽くした。これまでにスーパーバン4.2のようなEV車両をマウントパノラマでドライブした人物は誰もいないし、これほど速く走ったEVも確かにないだろう」

 車両重量はほぼ1800kgとなり、全高はGT3車両の優に2倍はあろうかという巨体を持つスーパーバン4.2だが、フォード・パフォーマンスのF1およびEVデモンストレーター担当マネージャーのスリラム・パッカムは「開発チームは2週間にわたり、この電動バンをできるだけ速く走らせるための取り組みをやめなかった」と続けた。

「このスーパーバン4.2が可能な限り高性能であることを証明するべく、世界的なフォード・パフォーマンスネットワークがアクティブ化された。そのおかげで、我々はこの挑戦的なマウントパノラマで能力を向上させ、セッションごとにラップタイムを短縮する多くの重要な変更を実装することができたんだ」

 テスト期間を含め2週間の走行期間を経て、フォード・オーストラリアの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるアンドリュー・バーキッチも「このスーパーバン4.2は実際に見ないと信じられない」と語り、電動化された未来を「垣間見ることができた」とクルマのパフォーマンスを賞賛した。

「オーストラリアのレースファンがマウントパノラマの周囲を走るその歴史を目撃できたことに、我々も興奮している。この走行から学んだ教訓は、フォードの次世代電気自動車にこの性能が直接反映されるだろうということ。つまり、公道を走行する将来の製品には、マウントパノラマの精神が少しだけ組み込まれることになる、ということだね!」

 このフォード・パフォーマンス・スーパーバン4.2は、今後RSCの第2戦となるアデレード・モータースポーツ・フェスティバルと、F1オーストラリアGPにも登場する予定となっている。

マウンテンとコンロッドの両ストレートでは時速300km/h(186マイル)以上の最高速度を叩き出した
マウンテンとコンロッドの両ストレートでは時速300km/h(186マイル)以上の最高速度を叩き出した
「ロマン・デュマは我々のチームと協力して革新、学習、適応に取り組み、その結果、自身やチームの予想を超えるタイムが得られた」とマーク・ラッシュブルック(右)
「ロマン・デュマは我々のチームと協力して革新、学習、適応に取り組み、その結果、自身やチームの予想を超えるタイムが得られた」とマーク・ラッシュブルック(右)
今後RSCの第2戦となるアデレード・モータースポーツ・フェスティバルと、F1オーストラリアGPにも登場する予定となっている
今後RSCの第2戦となるアデレード・モータースポーツ・フェスティバルと、F1オーストラリアGPにも登場する予定となっている

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