1998年と1999年のF1チャンピオンであるミカ・ハッキネンの娘エラが2026年F4 CEZ選手権にイェンツァー・モータースポーツから参戦することが明らかにされた。ハッキネンは2025年11月よりマクラーレンの若手ドライバー育成プログラムに所属。同プログラムでは現在最年少15歳だ。
彼女が参戦するF4 CEZ選手権はチェコ共和国自動車クラブ(ACCR)が管轄するFIA-F4の地域選手権だ。CEZはFIA国際自動車連盟が定義した『中央ヨーロッパゾーン(Central European Zone)』の略となる。
その名称の表すとおり、中央ヨーロッパを転戦するFIA-F4シリーズで、レッドブルリンク(オーストリア)、ハンガロリンク(ハンガリー)といったF1開催コースを含む全6戦18レースが予定されている。
シャシーはタトゥース製F4 T-421、アバルト製エンジン、ピレリ製タイヤというパッケージは、ヨーロッパでメジャーなF4に挙げられるイタリアF4やドイツF4と同じパッケージだ。また、F4 CEZ選手権は女性ドライバーを対象にした『ウーマン・トロフィー』を設定している。
CEZ選手権は、チェコをはじめとしたCEZ地域内のASN(FIA公認の各国モータースポーツ統括団体)が発行した有効な国内または国際ライセンスを保有するドライバーのみが参戦できる。エラ・ハッキネンはカート時代から母の出身地でもあるチェコのライセンスで活動しており(もしくは居住地のモナコのライセンス)、F4 CEZ選手権への参戦も難なく実現したようだ。
カートレースで活躍し、F4 CEZ選手権で待望の四輪レースデビューを迎えるハッキネンが加入するのは、かつてFIA F3で角田裕毅を起用したことで日本では知られているスイスのイェンツァー・モータースポーツだ。同チームは過去3シーズン、ドライバーズタイトルとチームタイトルの両方を獲得し続ける強豪としてF4 CEZ選手権に君臨している。
「イェンツァー・モータースポーツのような経験豊富で競争力のあるチーム、そしてマクラーレン・ドライバー育成プログラムのサポートを受けながら、新たなチャプターをスタートできることを誇りに思う」と、ハッキネン。
「これは私のキャリアにおける大きな一歩であり、これまで以上に成長していく意欲が高まっている」
そして、チームオーナーのアンドレアス・イェンツァーは「エラ・ハッキネンをチームに迎えることができて大変嬉しく思う」と、コメント。
「我々は他のドライバーと同じく彼女をサポートし、F4キャリアの初期段階で必要な時間と環境を提供する。我々は、コンペティションの激しいシングルシーターの環境に適応していく若いドライバーをどのように指導し、そして守るすべきかを熟知している。エラの周りにいる全員が、彼女の成功のために尽力する」
2026年F4 CEZ選手権は、4月10~12日レッドブルリンクで開幕戦(3レース)を迎える。レースの模様はF4 CEZ選手権の公式YouTubeチャンネルでライブストリーミングされる。


