既報のとおり、7月4日(土)にハンガロリンクで開催されたFIA FRECの第5戦レース1でTGRドライバー・チャレンジ・プログラムの佐野雄城(R-ace GP)がポール・トゥ・ウインを飾った。その翌日の5日(日)、レース2のグリッドを決定する予選2回目と、30分+1周のレース2が行われた。
予選2回目でポールポジションを獲得したのは、レース1で佐野と優勝を争ったラシッド・アル・ダヘリ(R-ace GP/メルセデス育成)だった。佐野はアル・ダヘリと同じAグループに出走し、アル・ダヘリから0.248秒差のグループ2番手となると、レース2の3番グリッドを獲得。前日に引き続き、優勝を狙える好位置につけた。
ただ、レース2のスタート時に佐野の車両はエンジンストール。一気に29番手まで後退してしまった。ただ、佐野のペースは悪くはなく、オーバーテイクを連発すると18位でレース2を終えた。レース2はアル・ダヘリがポール・トゥ・ウインで今季3勝目を飾った。
4番グリッドスタートのアレクサンダー・アブハザバ(MPモータースポーツ)が暫定2位となるが、レースモード違反でペナルティを受け後退。これでエマヌエーレ・オリヴィエリ(R-ace GP)が繰り上がりの2位となり、R-ace GPがワンツーとなった。そして6番グリッドスタートからポジションを上げた中村紀庵ベルタ(プレマ・レーシング/ウイリアムズ育成)が繰り上がりで3位に続いた。
第5戦ハンガロリンクを終えて、アル・ダヘリが選手権首位に浮上。中村が選手権2位、故ダン・ウェルドンの息子で、アンドレッティ・グローバルの若手ドライバー育成プログラムの一員であるセバスチャン・ウェルドン(MPモータースポーツ)が選手権3位で続いている。また、初優勝を記録した佐野は選手権13位から8位に大きく浮上を果たした。
FIA FREC次戦となる第6戦は、7月17〜19日にフランスはル・キャステレに位置するポール・リカール・サーキットで開催される。






■大宮賢人が2連勝。台風接近で悪天候の週末に/FRJ第3大会もてぎ
6月27〜28日、FRJの2026年第3大会(第6戦〜第7戦)が栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催された。17台(そのうちマスタークラスが9台)のエントリーを集めた第3大会だが、この週末の日本列島に台風7号・8号が接近。27日午前に予定されていた公式予選は悪天候が予想されたためキャンセルとなった。
予選キャンセルに伴い、第6戦のスターティンググリッドは、前日26日に行われた専有走行のベストタイム順。第7戦のスターティンググリッドは、専有走行のセカンドベストタイム順となり、第6戦は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が、第7戦は武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM’S TGR-DC FR)がポールシッターとなった。
27日午後に行われた16周もしくは30分の第6戦決勝はスタートから大宮がトップをキープ。大宮が15周目に入ったところで最大競技時間の30分を迎え、大宮がポール・トゥ・ウイン。14秒590秒差の2位に洞地遼大(PONOS RACING F111/3)、そして3位に武藤が続いた。マスタークラスは総合9位の鳥羽豊(AIWIN F111/3)が制した。




第7戦が行われた翌28日も天候は雨となった。2番グリッドの大宮がスタートで抜群の蹴り出しを見せると、ターン1で武藤をパスしトップに浮上。さらに3番グリッドから洞地も2番手に続き、ポールシッターの武藤は早々に3番手に後退する。そこから大宮が後続を引き離す展開となったが、7周目のV字コーナーでYUKI(NILZZ Racing)がストップ。これでセーフティカー(SC)導入に。
11周目にリスタートを迎えると武藤が洞地をかわし2番手となる。ただ、その11周目のV字コーナーで鳥羽がスピンを喫し、一時マシンを止めたことで2度目のSC導入となった。ただ、幸い鳥羽はコースに復帰。2度目のSCは14周目に再開。この14周目走行中に最大競技時間の30分を迎えたため、この周がファイナルラップとなった。わずか1周のスーパースプリントとなるなか、大宮はトップを死守して今季3勝目となるトップチェッカー。第3大会を2連勝で終えた。武藤が2位、洞地が3位で続いた。マスタークラスは総合7位のアキタ(ACR Formula R)が今季6勝目を飾っている。




第3大会終了時点のポイントランキングは洞地と三浦柚貴(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)の獲点が123点で並んだ。FRJ公式サイトのポイント表によると、暫定ランキング1位は洞地、暫定ランキング2位は三浦となっている。また、2連勝を飾った大宮は選手権3位に浮上を果たした。マスタークラスはアキタがランキング首位をキープしている。
次戦となる第4大会(第8戦〜第10戦)はスポーツランドSUGOにて、8月29〜30日に開催される。
●第6戦結果抜粋
- PP:大宮賢人(PONOS RACING F111/3)
- 優勝:大宮賢人(PONOS RACING F111/3)
- 2位:洞地遼大(PONOS RACING F111/3)
- 3位:武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM’S TGR-DC FR)
- マスタークラス優勝(総合9位):鳥羽豊(AIWIN F111/3)
●第7戦結果抜粋
- PP:大宮賢人(PONOS RACING F111/3)
- 優勝:大宮賢人(PONOS RACING F111/3)
- 2位:武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM’S TGR-DC FR)
- 3位:洞地遼大(PONOS RACING F111/3)
- マスタークラス優勝(総合7位):アキタ(ACR Formula R)
●ポイントランキング上位3名(第3大会もてぎ終了時点)
- 1位/123点:洞地遼大(PONOS RACING F111/3)
- 2位/123点:三浦柚貴(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)
- 3位/113点:大宮賢人(PONOS RACING F111/3)
