予選1
金曜日の予選1はフルウエット。前日までの不振を振り払うかの様に果敢にアタックした結果、カラム3番手、マキシミリアンが5番手とTop 5に二台が入った。周は14番手、ミックは16番手となっている。
レース1
雨は上がらず、アイフェルの山中にあるサーキットは日本の晩秋の雨の日の様な寒さに見舞われた。
今やジュニアフォーミュラでは少数派となったウエットコンディションでのスタンディングスタート。ポールの#31ランド・ノリス(カーリン)が抜群のスタートを切り、カラムがそれに続き2番手に上がり、マキシミリアンも3番手に上がる。しかしマキシミリアンは、たまたま居た位置が悪く周囲の混乱に巻き込まれてポジションを落としてしまう。
スタート直後、雨足が強くなり英国勢が得意とするコンディションとなり、上位はノリスを先頭に、カラムを抜いた#34ジェイク・ヒュース(ハイテック)などの英国勢にそれぞれのチームメイトが絡む展開となる。
序盤から随所で接触によるコースアウトが続出しFCYが出される。その中でカラムが自分の背後で起こったアクシデントに間一髪で巻き込まれずにレースを続行できたのはラッキーと言う他は無い。
レース再開後もカラムは4位を維持したまま走行するが、途中に出た二度目のFCYで後ろから来た#11牧野任祐(ハイテック)に詰められてしまう。しかし終盤これを引き離し4位でフィニッシュ。
一方のマキシミリアンはタイヤの極端なグリップ不足により、コース上に踏み留まるだけで精一杯の状況。その中で周囲との接触を避けたり、自らが小さな接触をしたりとその都度順位を下げ最終的に13位でフィニッシュ。ただ耐えているだけのレースとなってしまった。
ミックは8位でゴール。周もそれに次いで9位でレースを終えた。この二人には特に大きな混乱もなかったが、FCYを上手に活かせず、またタイヤのグリップ不足に悩まされて、ただ完走するに留まったレースだった。