レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.11.21 10:31

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第36戦ホームステッド レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第36戦ホームステッド レースレポート

モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第36戦ホームステッド

マーティン・トゥルーエクスJr.がチャンピオン獲得!
トヨタはカップとトラックでタイトル制覇

 長いNASCARシーズンを締めくくる最終戦がフロリダ・ホームステッドで開催。カップ・シリーズではマーティン・トゥルーエクスJr.がカイル・ブッシュの猛追を振り切って勝利を挙げ、悲願のシリーズチャンピオンを獲得。トヨタはマニュファクチャラーズタイトルと共に2度目のタイトル制覇となった。

 エクスフィニティ・シリーズではオーナータイトルを目指し戦ったがライアン・プリースが5位に終わり惜しくもタイトル獲得はならず。トラック・シリーズではクリストファー・ベルがタイトルを争う4人の中で最上位となる2位でフィニッシュし、チャンピオンを獲得。トラック・シリーズもドライバーズとマニュファクチャラーズをトヨタが制した。

Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第36戦 Ford EcoBoost 400

開催日:11月19日

マーティン・トゥルーエクスJr.がチャンピオン獲得!
トヨタはドライバー&マニュファクチャラーで2度目の戴冠

 11月19日(日)、米国南東部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第36戦『Ford EcoBoost 400』が開催された。

 全36戦という長いスケジュールで戦われてきたNASCARのシーズンもいよいよ最終戦を迎えた。終盤上位ドライバーによりタイトルを争うプレーオフも最後の4人チャンピオンシップ4に絞られ、この最終戦に臨むにあたってこの4人のポイントは5000点にリセット。

 この4人のみステージポイント等のボーナスは与えられず、4人のうち最上位でフィニッシュしたものがチャンピオンとなる。

 トヨタ勢ではこの4人の中に、今季最多の7勝を上げているマーティン・トゥルーエクスJr.、そして5勝のカイル・ブッシュが入っている。2015年にトヨタに初のタイトルをもたらしたカイル・ブッシュか、今年圧倒的な強さを見せるトゥルーエクスJr.か、トヨタにとって2度目となるタイトル獲得に期待がかかった。

 19日(日)午後3時15分、1.5マイルオーバルを80周、80周、107周の3ステージ合計267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。前日18日(土)に37歳の誕生日を迎えたデニー・ハムリンが今季2度目のポールポジションを獲得したが、最前列2番手スタートのトゥルーエクスJr.がすぐに首位を奪取。

 一方で3番手スタートのカイル・ブッシュはハンドリングに苦しみ、ポジションダウン。しかし、カイル・ブッシュは中盤のグリーンフラッグピットのあと徐々にポジションを取り戻し、トップ5圏内へ復帰。ステージ1はチャンピオンシップ4の4人が2-5位を占め、カイル・ブッシュは3位、トゥルーエクスJr.は5位となった。

 ステージ2もタイトルを争う4人が2-5位を占め、激しい順位争いを展開。サイド・バイ・サイド、テール・トゥ・ノーズで目まぐるしく順位が入れ替わった。113周目にはカイル・ブッシュがこの4人の最上位、2位に浮上。

 しかし、122周目、グリーンフラッグピットに向かおうとしたカイル・ブッシュはピットロード入り口でタイミングをミスし、激しく白煙を上げながらかろうじてピットへ。また、翌周ピットへ向かったトゥルーエクスJr.も左リアタイヤの交換作業で手間取りタイムロス。それぞれ3位、8位へとポジションを落としてしまった。


関連のニュース