2013年からファクトリー支援チームとしてL33型ニッサン・アルティマの4台体制を敷いてきたケリー・レーシングは、今季から投資家コングロマリットのグローブ・グループから支援を受け体制を一新。

 ホールデン陣営で強豪の一角を形成してきたエレバス・モータースポーツでエースとして活躍し、2017年にはシリーズ最大の祭典『バサースト1000』を制覇した実績も持つレイノルズを迎え入れ、彼のパーソナルスポンサーでもある石油潤滑油企業ペンライトのリバリーを採用した。

 一方、ニッサン時代に同チームからシリーズデビューを果たし、2021年第4戦でキャリア初優勝を達成したハイムガートナーは、今季も地元醸造メーカーのNEDウイスキーからサポートを受けたマスタングをドライブするが、チームは「フォードとの関係性がこのまま継続することを期待」しつつも、2022年にブルーオーバルのブランドで戦う正式契約を結んではいないことも明かしている。

 今回公開されたレンダリングは、新規定導入に合わせた新型モデル『シボレー・カマロZL1』を走らせるとアナウンスしたエレバスなどと同様、SSメディアによって作成された画像となるが、GM(ゼネラル・モータース)のホモロゲーション部隊であるトリプルエイト・レースエンジニアリングやチーム18も、来季のシボレー・カマロZL1導入を表明済みだ。

 同じくフォード陣営では、シェル・Vパワー・レーシングとして戦うディック・ジョンソン・レーシング(DJR)とティックフォード・レーシングがGen3マスタングの導入を発表しており、現在はトリプリエイトががカマロを、DJRがマスタングのGen3初号機の製造を進めている。

新規定導入に合わせた新型モデル『シボレー・カマロZL1』とともに、運動性能と戦略面での幅を広げる方針が採られる
チームは「フォードとの関係性がこのまま継続することを期待」しつつも、2022年にブルーオーバルのブランドで戦う正式契約を結んではいないことも明かしている
2021年RSCは7月9~11日の第7戦タウンスヴィル500に続き、延期中のウィントン・スーパースプリント開催を予定している

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