一方、WSCの責任者でありTCR規定の仕掛け人でもあるマルチェロ・ロッティ代表も「トヨタ・カローラベースのTCRが、TGRAが計画する野心的なプログラムの開発段階に入り、最初のテストセッションを無事に終えたことを、とてもうれしく思う」と、新規マニュファクチャラーによる新たな車種の参入を歓迎する言葉を残した。

「このクルマは美しく、彼らのチームが従来より他のカテゴリー(STC2000など)で達成してきた成果を踏まえれば、すぐにそのパフォーマンスと可能性が証明されると確信している。だからこそ、実際のレースウイークでトラックデビューを飾る瞬間が待ち切れない」

「トヨタ・ブランドの魅力を考えると、まもなく世界中のトラックで多くのカローラTCRがレースをするようになるだろうね!」

 直前には同国で人気のシルエット・ストックカー選手権“ACTCツーリスモ・カレテッラ”向けの新型モデルのラウンチも行っていたTGRAは、このTCRシェイクダウンの模様を収めたムービーも公開。現地にはWTCC世界ツーリングカー選手権3冠を誇る地元の英雄、ホセ-マリア・ロペスも姿を見せていた。

 この新型『トヨタ・カローラGRスポーツTCR(仮称)』はオフの間も継続的な開発テストが実施される予定で、今後どのようなチーム体制を採るかはまだ詳細が明かされてはいないものの、2022年のTCRサウスアメリカ・シリーズで、まずは競争力を確認するために“準ファクトリー体制”でのデビューが期待されている。

ACTC用のボディカウルには『カムリ』をチョイス。TGRAは同国でのラリー活動のほかTOP RACEやTN、TC2000、そしてSTC2000と幅広い活動を展開する
地元法人の代表を務めるダニエル・エレーロも「カローラには大きな可能性があると確信出来たよ」と、その手応えを語った

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