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海外レース他 ニュース

投稿日: 2023.05.22 17:48
更新日: 2023.05.22 17:49

第107回インディ500予選/ポール争いは0.004秒でパロウが制する。琢磨は3列目グリッドを獲得。レイホールがまさかの予選落ちに

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海外レース他 | 第107回インディ500予選/ポール争いは0.004秒でパロウが制する。琢磨は3列目グリッドを獲得。レイホールがまさかの予選落ちに

 予選1日目の最速12人が2日目に駒を進め、予選13位から30位は1日目のアタックのみで決定。初日に31番手以下のスピードだった者たちは、ポールポジションを懸けた予選ファイナルの直前にラストロウ3グリッドの争奪戦を行った。

 今年のエントリーは34台で、インディ500の規定グリッドより1台多かったため、予選落ちの憂き目に遭うのはひとりだけという非常に厳しい状況下、サバイバルバトルはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのドライバー3人と、デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRのルーキーひとりで行われ、最後はグレアム・レイホールとジャック・ハーベイ、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのふたりの間でファイナルグリッドが争われた。

 先にアタック順が来たのはハーベイで、それをレイホールがバンプアウト。逆転を狙ったハーベイはそれに一度失敗したが、二回目のアタックを行うを予選時間終了間際に敢行。

 奇跡的なスピードアップを果たし、チームメイトを33番グリッドから弾き出した。ハーベイはインディカーシリーズで未だ勝ったことがないが、キャリア6勝(ただし、2017年のデトロイト連勝以降に勝利なし)のレイホールの方がまさかの予選落ちを喫した。

アテンプトへ向かうジャック・ハーベイ(レイホール・レターマン・ラニガン)
アテンプトへ向かうジャック・ハーベイ(レイホール・レターマン・ラニガン)

 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは10年ぶりのインディ500スポット参戦に挑んだ女性ドライバーのキャサリン・レッグが30番手ながら予選を初日にしてクリア。

 彼女以外にもスポット参戦の常連であるドレイヤー&レインボールド・レーシング/シヴォレーがライアン・ハンター-レイ(2014年インディ500ウィナーの)と、ステファン・ウィルソンのふたりを決勝に進出させ、今回が初挑戦だったインディライツチームのエイベル・モータースポーツが、インディ500未出場のRC・エナーソン起用で予選通過を果たしている。

 フルシーズン参戦を3カー体制で行っているレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、3年前には佐藤琢磨をインディで優勝させており、今年もインディ500優勝経験を持つベテランエンジニアをふたり起用しているというのにセッティングの蟻地獄に陥ってしまった。レイホールの予選落ちにより、第107回インディ500に出場するのは、シボレーエンジン17台、ホンダエンジン16台となった。

 明日22日はターボのブースト圧など、マシンをレース仕様に戻してのプラクティスが午後1時から3時まで行われる。ファイナル・プラクティスは5月26日(金)の午前11時から午後1時。第107回インディ500の決勝は5月28日(日)。グリーンフラッグは午後12時45分の予定だ。


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