WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているポルシェは、第2戦スパ・フランコルシャンで発生したマシントラブルに対処するため、来週行うテストで新たなパーツを投入することになりそうだ。

 WEC第2戦でポルシェは、14号車919ハイブリッドがポールポジションを獲得し、レースでも好走を見せた一方、20号車919ハイブリッドは右フロントのドライブシャフトを2度にわたって交換。これにより大きく順位を落とし、総合23位でレースを終えた。

 ポルシェLMP1のテクニカルディレクターを務めるアレックス・ヒッチンガーは、同様のトラブルがプレシーズンテストでも発生しており、より強度の高いドライブシャフトがスパ前には製造に入っていたのだと明かした。

 この新たなパーツは、スペインのアラゴン・サーキットで来週行われる2度目の耐久テストに投入されるということだ。このテストは、ル・マン24時間に向けて最後の耐久テストになるという。

「より強度の高いパーツがすでに進行中なんだ。来週のテストではそれらを採用するだろう」とヒッチンガー。

 また、今回のレースでは、首位を争っていた14号車のハイブリッドシステムのアラームが誤って作動し、システムがシャットダウン。ドライバーのロマン・デュマがコクピット内でシステムをリセットし再び走行を開始したものの、首位争いからは脱落し4位でレースを終えている。ヒッチンガーは、アラームに関しては保守的すぎたのだと説明した。

「我々はアラームに関して非常に保守的なんだ。今回は保守的なりすぎたということだ」

 なお、14号車は開幕戦シルバーストンで駆動系のものと見られるトラブルでリタイアしているが、ポルシェはこの問題の詳細に関しては明らかにしていない。

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