ポルシェ919ハイブリッドのワン・ツーで幕を下ろした今年のル・マン24時間レース。今年はマシンのERSテーブルを6MJから8MJに引き上げてきたことで、予選から他を圧倒する速さを見せていたのが印象的だったポルシェだが、復帰2年目での、しかも“3台目”のマシンでの優勝には、ハード(マシン)の性能向上だけでなく、ソフト(チーム・人)をいかに“勝てる”状態にするのかもカギとなった。

 ポルシェのLMP1復帰は2011年に決定されたが、その年から“スタッフ集め”が始まった。多くはF1チームなどからエンジニアやメカニックが集められたが、その中にチーム作りの核となった人物がいる。現在ポルシェLMP1チームの監督を務める、アンドレアス・ザイドルだ。

 12年の夏にポルシェに加入したザイドルは、以前はBMWに勤務していた。エンジニアとしてDTMドイツツーリングカー選手権やツーリングカー、そしてF1も担当。ポルシェへの移籍は、11年末に先に移籍していたBMW時代の上司に請われてのものだった。この時、ザイドルはまだ36歳。LMP1のトップチームをまとめあげる立場としては、かなり若いと言える。

 ザイドルはLMP1のチームスタッフを選ぶにあたり、「ほぼ全員と面接をした」という。ゼロからチームを作り上げることになるため、「同じ気持ちを共有できるメンバーを選ぶ」ためだ。現在のスタッフの数は200名以上。いくらそうやって選んだとはいえ、最初からチームがうまく機能するわけではない。幸いマシンは復帰初年度から速さを発揮はしたが、なかなか勝つことはできない。

 そんななか、チームをまとめあげるためにザイドルがとったのは、「全員をイコールに扱う」こと。そして、“あること”を全員でともにすることだった。

 知られざるポルシェのチーム作り秘話は、7月8日発売のauto sport特別編集『ル・マン24時間2015』(サンエイムック)でどうぞ。

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 この他にも、同じくポルシェLMP1のファクトリー潜入企画をはじめ、この本では毎年恒例となっているLMP1マシンのテクニカル解説もたっぷり40ページを超えるボリュームで収録。特に、FFということで大きな注目を集めたニッサンGT-R LMニスモについては、エンジンから“使っていなかった”フライホイールまで、余すところなく写真で紹介している。

 今年は特別付録として両面ポスター(ポルシェ919ハイブリッド/ニッサンGT-R LMニスモ)も付く、ル・マン24時間を振り返るのに欠かせない一冊、『ル・マン24時間2015』。ぜひお買い求めください。

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