WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているポルシェは、ル・マン24時間後のシリーズ後半戦に、新たなハイダウンフォース仕様のマシンを導入することを明らかにした。

 昨年からLMP1クラスに参戦しているポルシェは、今季に向けてモノコックから新たにマシンを製作。ハイブリッドシステムの放出量も昨年の6MJから8MJに増加させた。そして、開幕2戦ではともに予選を“制圧”。開幕戦のシルバーストンではフロントロウ独占するとともに、3台目のマシンを投入した第2戦スパでも予選トップ3を占める速さを見せた。また、決勝でも18号車が2戦連続で2位を獲得している。

 ポルシェLMP1プロジェクトのテクニカルディレクターを務めるアレックス・ヒッチンガーは、8月の第4戦ニュルブルクリンクからの投入に向けて、新たな空力パッケージを開発中なのだと明かした。また、ポルシェは開幕2戦でル・マン仕様に近い仕様で走っていたのだという。

「シーズン後半に向けての変化はおそらく大きなものになるだろう」と語ったヒッチンガー。とはいえ、「あくまで、まだ風洞にかけているところ」と、まだ開発を進めている段階なのだということだ。

「もし私が開幕までに何かを完成させなくてはならず、それをシーズン後半に使うのだとしたら、それは開発の時間をロスすることになるからね」

 またヒッチンガーは、なぜ新たなハイダウンフォース仕様をシーズンスタートから持ち込まなかったのかについて、開幕2戦はル・マン仕様に近いセットアップでレースをしたかったためなのだと説明している。ポルシェは、ル・マン仕様のマシンで今月半ばにも耐久シミュレーションを行う予定だということだ。

本日のレースクイーン

Julieじゅり
2025年 / スーパー耐久
ルーキープリティ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円