2012年に経営破綻したローラLMPカーのエンジニアリングサポートを受けつぐ形となったカナダのマルチマチック・エンジニアリングとアメリカのカール・ハース・オートモービルでは、ローラLMP1/LMP2のカスタマーに向けて、空力のアップデートを予定しているという。

 5月にローラ・カーズが経営破綻に見舞われた後、12月に入りマルチマチックが今後に向けローラLMPのエンジニアリングサポートを継続して行い、ハースがスペアパーツの供給を行うと明らかにされた。そのうちマルチマチックでは、ローラユーザーのサポートとスペアパーツの供給を行うべく、すでに過去にローラ・カーズで働いていたスタッフを雇用している。

 スタッフの中には、チーフエンジニアを務めていたジュリアン・ソールも含まれ、すでに5月から中断していた風洞実験も再開しているという。マルチマチックでビジネスデベロップメント・マネージャーを務めるスティーブ・チャールズレーは、「我々はP1にもP2に向けても開発を進めている」と語っている。

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