第81回ル・マン24時間耐久レースは23日、チェッカーを迎え表彰式が行われているが、レース3周目にクラッシュ、事故死した95号車アストンマーチンのアラン・シモンセンを偲び、シャンパンファイトは行われなかった。
今回のル・マンでは、スタート直後の3周目、テルトルルージュでLM-GTEアマクラスの95号車アストンマーチン・バンテージがクラッシュ。ドライブしていたシモンセンが亡くなるという痛ましい事故があった。
チェッカー後、総合優勝を飾った2号車アウディR18 e-トロン・クワトロが表彰台の下にマシンをつけ、例年であればそのまま表彰式がスタートするスケジュールだったが、6度のル・マンウイナーであるジャッキー・イクスが、ACOフランス西部自動車クラブのピエール・フィヨン会長、アストンマーチン・レーシングのデイビッド・リチャーズ代表とともに登壇。表彰台にデンマーク国旗が掲げられ、シモンセンを偲び、シャンパンファイトを行わないと発表した。
その後、総合優勝を飾った2号車アウディのドライバーで、同じデンマーク出身のトム・クリステンセンが涙を浮かべ、LM-GTEプロクラスで3位表彰台を獲得した97号車アストンマーチンのピーター・ダンブレック、ステファン・ミュッケ、ダレン・ターナーの3人が、デンマーク国旗を掲げシモンセンを偲んだ。