9年連続のWRC世界ラリー選手権王者に輝いたセバスチャン・ローブが19日、スペインのナヴァーラで2013年にGTスプリントシリーズでドライブする新車のマクラーレンMP4-12C GT3をシェイクダウンさせた。
2013年に向けWRCへの参戦は4戦にとどめ、来季はFIA-GT1世界選手権に代わって開催されるGTスプリントシリーズに自チームであるセバスチャン・ローブ・レーシング(SLR)から参戦する予定のローブ。その新たなマシンであるマクラーレンMP4-12Cの新車を、18日にポルトガルのナヴァーラでシェイクダウンさせた。
「マクラーレンに勇気づけてもらう感じになったかな。すでにポールリカールでクルマは見ていたけど、すごくポジティブなフィーリングだった」とローブ。
「このクルマはカーボンシャシーで、妥協のないクオリティがある最先端のクルマだ。信頼性も証明されているし、メーカーから受けるサポートも重要だ」
しかしローブはナヴァーラでのテストがポジティブであると語りつつも、自分の前には多くの仕事があると語っている。
「すべてうまくいったし、バランスも良かったよ。いくつかのコーナーではすごく速かった。セットアップも進められたしね。でも、僕たちにはこれから多くの仕事がある。だけど1日楽しかったね!」
この日、SLRがシェイクダウンさせたマクラーレンMP4-12C GT3は、2012年までのマクラーレンとはボンネットのNACAダクト、3D化されたリヤウイングなどが異なり、2013年バージョンと予想される。