WEC世界耐久選手権第7戦富士6時間で、LMP2クラスにガルフレーシング・ミドルイーストのローラB12/60・ニッサンを駆り参戦した井原慶子は、母国でのレースでさまざまなトラブルを抱えながらも、クラス6位で完走。入賞を飾った。

 今季、LMP2クラスにステップアップしたガルフレーシング・ミドルイーストとともに、WECにフル参戦を果たしている井原。ただ、今回の富士戦も「火曜日までは参戦費用の問題とか、レースに出られるかも分からないくらいだったので、そういう中ですごく疲れていました。火曜は夜の3時に入って水曜9時に走行でしたからね(苦笑)」というギリギリな中での参戦だったと明かしてくれた。

 迎えた決勝では、2スティントを担当。「自分のスティントでは、マシンの中でいろんなものが壊れて、ストレートで自分でバッテリーの配線を繋いだりとか、視認性が悪くなってしまったりして。タイムをコンスタントに出すのはすごく難しかったですね」と振り返る。

「でも、そんな中でも自分ではまずまずの走りをできたと思っています。こんなにたくさんの日本の方が応援してくれると思っていなくて。すごく嬉しくて、その声援を頼りにここまで頑張って来られました」とバトンを渡し、終わってみれば6位入賞。我慢の走りで入賞まで繋げた。

 充実した笑顔をみせてくれた井原は、「(目標としていた)表彰台に登れなかったのは残念でしたが、チームもこうして入賞できるようになってきましたし、この結果を来年に繋げたいですね」と来季に向けて意気込む。

「来年こそ体制を良くして、表彰台に立ちたいと思います」と来年のリベンジを誓ってくれた。

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