今季、名称こそ残るもののF1の活動から撤退し、WTCCでは規模を縮小したBMWモータースポーツだが、ワークスではないものの、FIA GT3選手権に新型BMW Z4を投入する。ドイツの名門、シューベルトがマシンを走らせる。

 2月下旬にポール・リカールで開催されたFIA GTの合同テストで初お披露目となった新型Z4 GT3。3月1日にパリで行われたFIA GTのオフィシャルラウンチにて、シュニッツァーに並ぶドイツの有名BMWチーム、シューベルト・モータースポーツがFIA GT3選手権、ADAC GTマスター、そしてニュルブルクリンク24時間とブタペスト12時間レースに参戦することを発表した。

 GT3モデルのZ4は、インターナショナルGT3レースのレギュレーションに基づいて製作されたもので、4リッターV8、480馬力エンジンを搭載し、6速シーケンシャルミッションを搭載。価格は、税別で29万8,000ユーロ(約3,700万円)。

 シューバルト・モータースポーツのドライバーには、昨年アルピナワークスチームで参戦していたベテラン女性ドライバーであるクラウディア・ヒュルトゲンをはじめ、若手のヨーロッパ人を含め合計4名が決定している。

 今年のニュルブルクリンク24時間は、同じくBMWのワークスチームとしてシュニッツァーのM3 GTR(GT2車両)、そしてアルピナB6 GT3も参戦を予定しており、BMWが勢揃いすることでファンにとってはたまらないレースとなりそうだ。

 近年はアジアも含めヨーロッパ各国のGT3シリーズ、FIA GT3選手権が年を追うごとに盛り上がりを見せている。GT3規定のレースは、参加費用がGT1やGT2に比べて安く、参加規定もさほど厳しくない。さらに参戦車両は、ポルシェ911 GT3R、ランボルギーニ・ガヤルドGT3、アウディR8 GT3 LMS、フォードGT、アストンマーチンDBRS9、コルベットZ06R GT3、フェラーリ430スクーデリア、モーガン・エアロ スーパースポーツ、ダッジ・バイパー コンペティションクーペ、アルピナB6 GT3と、欧米自動車メーカーの最新スポーツカーが並んでいる。

 GT3のレギュレーションは、欧州内の各国のGT3レースと共通化されおり、いくつかのGT3シリーズを掛け持ちするチームにとっては、車両をシリーズごとに改良する必要がほとんどない。参加ドライバーは、元F1ドライバーからジェントルマンドライバーまで幅広いが、昨今は、GTの若手ステップアッププログラムにも組み込まれるなどしている。GT3シリーズは今後もプライベートチームを中心に活況を呈していくことになりそうだ。

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