マクラーレン・オートモーティブは17日、夏にペブル・ビーチで開かれたコンクール・ド・エレガンスで公開されたマクラーレンMP4-12C・カンナムエディションを30台限定で生産すると明らかにした。

 マクラーレンMP4-12Cはマクラーレン・オートモーティブ社が製作、販売するスポーツカーで、F1で培ったテクノロジーが投入されたスーパースポーツ。レーシングバージョンとしては2011年からプライベーター向けのMP4-12C GT3が販売され、2012年から当初の計画を大きく上回る台数がデリバリーされている。

 そんなMP4-12C GT3をベースに、レーシングコース専用の車両として公開されたのが『MP4-12Cカンナムエディション』だ。かつて、マクラーレンの創始者であるブルース・マクラーレンはアメリカで人気を博していたカンナムシリーズに参戦、圧倒的な強さを誇り1967年からシリーズ5連覇を達成したが、この『MP4-12Cカンナムエディション』はそのドライバーであるブルース・マクラーレン、そしてデニス・ハルムへのオマージュとしてオレンジに彩られている。

 この『MP4-12Cカンナムエディション』は3.8リッターB8ツインターボエンジンを最適化し、ロードカーやGT3バージョンを大きく上回る630馬力を発生。また、それにともない冷却系も最適化。また、カーボンファイバー製のリヤウイングをはじめドアミラー、エンジンカバーのベント、サイドラジエターインテークなどをカーボン化。GT3バージョンと差別化されているという。

 また、コクピットでもF1由来のステアリングをはじめ各部を強化。価格は375,000英ポンド(約4900万円)。公道での走行はできないが、マクラーレンGTのサポートパッケージを受けることができる。

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