ロータス・レーシングは、プロトンが「チーム・ロータス」の名称を使用することに異議を唱えたことを受け、使用する権利は確かに有していると主張し、これを明らかにするために訴訟手続きを行ったと発表した。
チームプリンシパルのトニー・フェルナンデスは、シンガポールGPの金曜、「チーム・ロータス」の名称に関する権利を取得したとして、来季からチームはこの伝統の名前を名乗ると発表した。
これに対して27日、ロータス・グループの親会社であるプロトンが声明を発表、フェルナンデスには“チーム・ロータス”の名称を使用する権利はないと主張、法的措置も辞さないと抗議した。
これを受けてロータス・レーシングも声明を発表、その中でCEOのリアド・アスマットが次のようにコメントしている。
「(フェルナンデスの)チューン・グループはチーム・ロータス・ベンチャーズを買収した。つまり、我々はチーム・ロータスの名称を2011年以降使用できるようになったということだ」
「しかしながら、グループ・ロータスがこれに異議を唱えている。我々は、これ以上議論が行われないよう、今、この件をクリアにすべきだと考えている。したがって、チーム・ロータス・ベンチャーズがチーム・ロータスの名称およびF1に関してそのブランドに関連するすべてのものを使用する権利を有しているということを宣言するため、我々は本日、イギリス高等法院において訴訟の手続きをとった」
「2011年からチーム・ロータスの名称でレース活動を行うことになるため、グループ・ロータスと我々のライセンス契約は終了したということになる」