ニッサンのグローバル・モータースポーツディレクターを務めるダレン・コックスが、ニッサンは2015年にWEC世界耐久選手権のLMP1クラスへ参戦することを目指して準備をしているのだと語ったと英autosport.comが伝えている。
ニッサンは、今年のル・マン24時間の“ガレージ56”枠に電気レーシングカーのニッサンZEOD RCを投入することになっており、この技術を将来のLMP1活動にも活かしていく旨を明らかにしていたものの、LMP1参戦の具体的な発表などはこれまでなされていなかった。ただ、英autosport.comによると、プロジェクトの鍵となる決定が下されており、2015年のLMP1参戦に向けてニッサンが準備を進めているのだという。
「全てのモータースポーツプログラムは、役員会の決定次第なんだ。ただ、我々はそれが全て実現するように推進している」とコックス。
「我々は決断を下していて、サプライヤーとの協議に入っている。2015年4月のシルバーストンを目標にしているんだ」
「従来のやり方ではやっていない。グローバルなプロジェクトになるだろうし、ニスモとベン(ボールビィ/ニッサンZEOD RCのデザイナー)も含まれるだろう」
コックスは、計画の詳細は明らかにしなかったものの、ガソリンエンジンを用いたハイブリッドのパワーユニットを採用するだろうと認めている。
ニッサンは、今月末にZEODに関する発表を今月末に行う予定だという。