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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2009.10.30 00:00
更新日: 2018.02.15 16:14

【アジアン・ル・マン・シリーズ】ドライソン・レーシングのローラ・ジャッドが岡山でポールポジション


ドライソン・レーシングのローラ・ジャッドが岡山でポールポジション

ポールポジションに就くのはペスカロロ・ジャッド、オレカAIM、或いはワークス・ローラ・アストンマーチン、さもなければチーム・コレスがエントリーしている2台のアウディR10のどちらかと予想されていた。だが、初開催のアジアン・ル・マン・シリーズでは、ブリティッシュ・グリーンに彩られたクローズドボディのローラ・ジャッドが大番狂わせを演じて見せた。

ポールルポジションを奪ったのは、のローラ・クーペ・ジャッドをドライブした23歳のジョニー・コッカーだった。コンビを組むポール・ドライソンは英国の科学大臣。これに1/10秒という僅差で続いたのがペスカロロ・ジャッドに乗るクリストフ・タンソーで、ニコラ・ラピェール(オレカ・エイム)とステファン・ミュッケ(ローラ・アストンマーチン。コースアウトしてグラベルにストップ)が3、4位となった。ドライソン・レーシングのローラは、ALMSの2レース(ロードアトランタとラグナセカ)しか走っておらず、ロードアトランタで開催されたプチ・ル・マンで大クラッシュしてリビルドされている。「今朝のフリープラクティスではトラブルに見舞われて上位に入ることはできなかったから、少々驚かれているのだろう。でも、僕らはこういう結果を得ることが可能であることはわかっていた」とコッカーは語った。

LM P2クラスで最速ラップを叩き出したのはジャック・ニコレが駆るOAKレーシングのペスカロロ・マツダで、LM GT1クラスでは都筑晶裕/土屋武士組のアストンマーチンDBR9が1位で、ラルブル・コンペティションのR・ベルビル/ST.ルメレ/C・バンダム組が乗るサリーンS7Rがこれに続いた。
LM GT2クラスでは、ル・マン・シリーズでは初めて、フェラーリでもポルシェでもなく、チーム・ホンコン・レーシングのアストンマーチン・バンテージがT・エンゲの手によってポールポジションを奪った。このマシンはワークスチームのテストカーである。

レース1(500kmまたは最大3時間)は土曜日の12時30分にスタートする。天気予報によれば、予選が行われた金曜日と同様、天候は晴れ、最高気温は25度。ここはフロリダでもセブリングでもない。スパ・フランコルシャンの景観にバレルンガを併せたような、初開催のアジアン・ル・マンにおあつらえ向きの岡山国際サーキットだ。