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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2010.03.29 00:00
更新日: 2018.02.15 19:02

【ポルシェジャパン】ニュルブルクリンク・ロングディスタンスチャンピオンシップ – 第1戦


プレスインフォメーション \t2010年3月29日

ニュルブルクリンク・ロングディスタンスチャンピオンシップ – 第1戦

ポルシェ、3つの目標を達成

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:ミヒャエル・マハト)は、3月27日に開催されたニュルブルクリンク・ロングディスタンスチャンピオンシップのシーズン開幕戦において、911 GT3 Rでの優勝をはじめ、革新的なシステムを搭載した911 GT3 R ハイブリッドがデビュー戦で6位入賞、そしてヴァルター・ロールが911 GT3 RSで17年ぶりのカムバックし完走を果たすという、大きな3つの目標を達成いたしました。

まず、マンタイレーシングチームのティモ・ベルンハルト(ドイツ)/マルク・リーブ(ドイツ)/マルセル・ティーマン(モナコ)組の 480 PSを発生する新しいポルシェ911 GT3 Rが終始ノントラブルで、ニュルブルクリンク・ロングディスタンスチャンピオンシップの初戦を制しました。「新しい911 GT3 Rのデビュー戦で表彰台のトップに上れたのは、信じられないような体験でした」とベルンハルトが満足げに話しています。これに続いて、ワークスドライバーであるチームメイトのリーブも「新しい911 GT3 Rは、全てのレーシング911の信頼性を受け継いでいるようです」と話しています。911 GT3 RはアウディR8に14.5秒、BMW M3に63.6秒の差をつけて総合優勝を飾っています。

ポルシェ911 GT3 R ハイブリッドも、今後の活躍を予感させるデビューを飾りました。ポルシェのワークスドライバーであるイェルク・ベルクマイスター(ドイツ)、リヒャルト・リーツおよびポルシェ ジュニア出身のマルティン・ラジンガー(いずれもオーストリア)が、ホワイト/オレンジにカラーリングされた911 GT3 R ハイブリッドをドライブ、トラブルに見舞われることもなく6位入賞を果たしています。この車はフロントアクスルに60 kWを発生する2つのモーターを備え、エンジンをアシストします。「この新しい車がデビュー戦でこれほどのパフォーマンスを発揮したことによい意味で驚いています」とベルクマイスターが述べています。「レース中にデータ取りをしました。それらのデータを基に5月の24時間レースまでに911 GT3 R ハイブリッドをさらに仕上げるため忙しくなりそうです。私たちの目標は、パフォーマンスを落とすことなくライバルより燃費を稼ぐことにあります」とリーツが説明しています。

このレースでは、世界ラリー選手権2冠のヴァルター・ロール(ドイツ)が17年のブランクを経てレース界復帰を遂げました。ロールはホルスト・フォン・サウルマ(ドイツ)とクリス・ハリス(イギリス)とチームを組み、450 PSを発生するポルシェ911 GT3 RSを駆り、素晴らしい走りで見事完走しました。ロールは「911 GT3 RSは私の予想を遙かに上回り、ドライビングを愉しむことができました。ロードゴーイングカーにも関わらず純粋なレーシングカーに対抗することもできました。特に高速コーナーとブレーキングで卓越した性能を発揮します。最高なのは、このままナンバープレートを付ければバイエルンまで何の問題もなく乗って帰れることですね。今日は遠いし時間が遅いのでやめておきますが」と話しています。

ニュルブルクリンク・ロングディスタンスチャンピオンシップ第2戦は、4月10日正午から4時間にわたって競われます。


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