ダイソンレーシングのBPマツダMZR-Rが開幕戦を3位でフィニッシュ

 ダイソンレーシングの#16 BPマツダMZR-R LMP2が、2010年アメリカンルマンシリーズ(ALMS)の開幕戦、セブリング12時間レースをクラス3位でフィニッシュした。

 LMP2クラスの予選は参戦する3台が0.2秒の間に入るという激戦となった。今年からタイヤをダンロップに変更し、新レース燃料イソブタノールを使用するダイソンレーシング#16は、僅差で3番手のグリッドを確保した。

 しかし、決勝レースは開幕戦ということもあり、各車トラブルを抱えてのレース展開となった。不運にもダイソンレーシング#16は、スタートしてから早い段階で電気系トラブルに悩まされ、結果、クラス3位表彰台は獲得したものの、チームとしては不本意な総合20位でレースを終えてしまった。

 チームオーナーでありドライバーのクリス・ダイソンは、予選終了時に「マツダMZR-Rエンジンのパフォーマンスは素晴らしく、新しいダンロップタイヤも新燃料のイソブタノールも順調に開発が進んでいる。」と語っており、ドライバーのガイ・スミスも「エンジンもシャシーも12ヶ月前と比べて改良が進んでいる。昨シーズンの最終戦では既にとても速いマシンに仕上がっていた。このシーズンオフの間、チャンピオン獲得に向けさらに開発を進めた。」と語っていた。第2戦以降に期待したい。

http://www.mzracing.jp/lemans/201003.html

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