デイトナテストデイで、RX-8がGTクラストップタイム

 1月8日(金)~10日(日)の3日間、米フロリダ州のデイトナスピードウェイでデイトナ24時間レースに向けた合同テストが行われ、注目のGTクラスはデンプシーレーシングのマツダRX-8が最速タイムを記録した。

 本年のデイトナ24時間レースは、1月30日・31日に行われる。同レースには、トップカテゴリーのデイトナプロトタイプ(DP)クラスが14台、GTクラスが26台の合計40台がエントリーしている。8日から行われたこの合同テストでは、各チームがそれぞれサスペンションや空力デバイスの調整を行いながら、テスト走行を繰り返した。今年は異例の寒波が避寒地で有名なデイトナビーチを襲い、土曜日午前のセッションにはみぞれが降るほど。最終日の日曜日はクリアに晴れ上がったものの、気温は華氏40度(摂氏4.4度)と極寒コンディションであった。

 レースには、合計7台のマツダRX-8がエントリーしている。2008年クラスウィナーのスピードソースが2台をエントリーし、TV俳優のパトリック・デンプシーが率いるデンプシーレーシングも初めて2台体制を敷く。昨年までコルベットGTカーを使用していたチームサーレンが今年からRX-8にスイッチして2台エントリーするほか、もう一台のプライベートRX-8が出場する。

 GTクラスの最速タイムセッターは、デンプシーレーシングの#41 RX-8。土曜日のナイトセッションで記録した1'49"214がトップタイムで、前年のPPタイムよりも0.4秒上回るものだった。チームオーナーのひとりで自らも#40 RX-8を駆るパトリック・デンプシーは、「とても有意義な週末だった。まだ取扱注意の部分は残っているが、レースまでには解決するだろう。我々が2台体制で臨むのは初めてのことだが、チームの結束は日ごとに良くなっている」、と語った。

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