アウディは19日、2013年に向けたモータースポーツ体制を発表し、来季のル・マン24時間とWECスパに3台体制で、それ以外のWECには2台体制で参戦すると発表した。

 今季はWEC世界耐久選手権でチャンピオン獲得、ル・マン24時間でも表彰台を独占したアウディ。来季はトヨタを相手にタイトル防衛を目指すことになる。

 そんなアウディは、20日発表された体制発表の中で、来季のWECには2台体制で参戦、ル・マンの前哨戦であるWECスパとル・マン24時間には3台体制で参戦すると明らかにした。

 マシンについては、今季のル・マンは2台のR18 e-トロン・クワトロと2台のR18ウルトラという4台での参戦だったが、来季はR18 e-トロン・クワトロに一本化。マシンはR18 e-トロン・クワトロという名前こそ同じだが、“ウルトラライト・テクノロジー”が活かされたカーボンファイバーボディの内面は劇的な進化を遂げるという。

 ドライバーについても発表され、今季のワールドチャンピオンであるマルセル・ファスラー、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエはそのまま残留。また、新たに元F1ドライバーで、WECブラジル戦にスポット参戦した経験をもつルーカス・ディ・グラッシが加入。ディ・グラッシ、フォーミュラ・ニッポン/スーパーGT王者経験をもつロイック・デュバル、マルク・ジェネ、オリバー・ジャービス、そしてトム・クリステンセン、アラン・マクニッシュという9人のドライバーが発表された。どのメンバーがWEC全戦を戦うのか、またル・マンでの組み合わせについては明らかにされていない。

 また、アウディはWEC世界耐久選手権に加え、3月16日に開催されるセブリング12時間にも参戦すると明らかにした。セブリングは来季WECのカレンダーから外れることになり、来季がグランダムとの合併前最後のアメリカン・ル・マン・シリーズのレースとなる。合併後はLMP1車両は出場できなくなる。

「我々はこの機会を活かし、素晴らしいショーをともに作り、夢のような時間をともに過ごしたアメリカのファンにさよならを告げたい」とアウディスポーツ代表のヴォルフガング・ウルリッヒは語っている。

 アウディは2014年に向けて、13年の活動とともにパラレル・プロジェクトとして、2014年の新規定に向けたLMP1カーの設計もスタートさせるという。

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