アウディは6日、今季のル・マン24時間に参戦する改良型R15“プラス”の新しいカラーリングスキームを発表した。これまでのシルバーから、大きくイメージチェンジしたレッドを主体としたカラーリングで、ル・マン・シリーズの第1戦に臨む。
これまで発表された写真やセブリングでのテストでは、カーボン地のままだったR15“プラス”。今までのアウディスポーツカーは伝統のシルバーを纏って参戦してきたが、ル・マン24時間の勝利奪回を目指す2010年は、プジョーのブルーと正反対のレッドが多いカラーリングになった。
カラーリングは、半分がレッド、半分がシルバーで、R15“プラス”の特徴と言えるスプリットされたノーズに沿って、片側にブラックが入る。
「この先進的なカラーリングを公開できて光栄に思う」と語るのは、アウディデザインチームのトブラス・ドリュー。
「私たちは、ル・マンのピットから離れるR15“プラス”に、ちょっとしたサプライズを加えたかったのだ」
この新カラーリングを纏ったR15“プラス”は、4月11日に決勝レースが行われるル・マン・シリーズ第1戦、ポール・リカールでデビューを飾ることになる。