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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2014.05.08 00:00
更新日: 2018.02.16 23:38

アウディ、WEC第2戦スパは1号車が2位表彰台


Audi、FIA世界耐久選手権 (WEC)スパ フランコルシャン大会で2位

● ディ グラッシ / デュバル / クリステンセン組が2位でフィニッシュ
● Audi R18 e-tron quattro、今季初の表彰台獲得
● 全てのAudi R18 e-tron quattroが上位6位内で完走

5月3日 インゴルシュタット / スパ フランコルシャン: 過酷な条件の中、FIA世界耐久選手権(WEC)の第2戦でアウディは持てるポテンシャルを存分に発揮しました。46,000人の観客が見守る中、LMP1クラスで参加したワークス3チームが完走する熾烈な闘いの中、アウディはトップに1分13.926秒で2位を獲得しました。

 アウディが不運に見舞われた開幕戦からわずか2週間後に開催されたWEC第2戦は、ハイブリッドスポーツカーへの新しい燃費規制と厳しいハンディキャップの中、素晴らしいレースを展開し、ルーカス ディ グラッシ(ブラジル)を新メンバーに加えたロイック デュバル(フランス)とトム クリステンセン(デンマーク)組が、6時間の激闘の末に2位を獲得しました。燃費性能に優れたTDIディーゼルエンジンを搭載するため、ガソリンエンジンを搭載するライバルに対して厳しいハンディキャップ規制を課せられたAudi R18 e-tron quattroは、タイヤ交換を2スティントに1度にしてピット作業時間を縮める、独自の戦略をもってレースに臨みました。

 レース中盤までゼッケン7号車のトヨタと激しい3位争いを展開していたディ グラッシ / デュバル / クリステンセン組は、レース終盤で大胆な作戦を実行しました。ゴールまで残り21分の時点で合計7回目となる最後のピットストップを実行。ロイック デュバルが3位に4秒のアドバンテージを保ってコースに復帰した後、アドバンテージを6.935秒まで広げて2位でフィニッシュしました。

 もう1台のAudi R18 e-tron quattroは、レース序盤にラップデータ収集用のセンサーが脱落するトラブルに見舞われ、5位でフィニッシュしました。センサーの故障により、マルセル ファスラー / アンドレ ロッテラー / ブノワ トレルイエ(スイス/ドイツ/フランス)組は主催者による公式ラップ数の信号を受信することが出来ませんでした。Audi R18 e-tron quattroのハイブリッドシステムは、この信号を受けて適切に作動する仕組みの為、アンドレ ロッテラーはマシンの性能をフルに発揮出来ない状態で走行していました。後にセンサーの不具合は修復されましたが、不幸なことにスローパンクチャーにも見舞われ、さらにタイムロスを喫してしまいました。