アジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)を運営するフランス西部自動車クラブ(ACO)は、今年の夏に『アジアン・ル・マン・スプリントカップ』と名付けられた新シリーズを開催すると発表した。
このアジアン・ル・マン・スプリントカップは、AsLMSがウインターシリーズに移行するにあたって、その間を補完するために考案され、昨年10月から議論されてきたもの。LMP3、CNの両規定のプロトタイプカーとともに、ワンメイクのGTカップカーが参戦可能なシリーズとなっている。
シリーズは5月から9月に全3戦で開催され、舞台はすべてマレーシアのセパンとなる。2レース制となり、各ラウンドでは45分のフリープラクティスが2回と、15分の予選が2回、そして最大60分間のレースが2回行われる予定だ。
アマチュアドライバーたちが戦うことが目指されており、シルバー、もしくはブロンズにレーティングされるドライバーのみ参戦することができる。各マシンのドライバーはひとり、もしくはふたり。ふたりとなる場合、シルバードライバーはひとりに制限される。また、タイヤはミシュランのワンメイクとなっている。
ACOのピエール・フィヨン代表は「アジアン・ル・マン・スプリントカップとともに、ACOはアジア地域での定着に向けたさらなるステップを踏んだ。同時にこれは、LMP3カテゴリーに新たな活躍の場を与えることにも繋がる」とシリーズの意義を説明している。
●アジアン・ル・マン・スプリントカップ スケジュール
第1戦:5月27日〜29日
第2戦:8月5日〜7日
第3戦:9月2日〜4日