ル・マン24時間を運営するフランス西部自動車クラブ(ACO)は、プレスカンファレンスで2011年、インターコンチネンタル・ル・マン・カップ(ILMC)を年間7戦に拡大、その一戦として、日本では富士スピードウェイで10月に1000kmレースが開催されることとなった。

 2010年はLMSシルバーストン、ALMSプチ・ル・マン、そしてAsLMSズーハイで行われるILMC。ACOは10日に行われたプレスカンファレンスで、2011年はこの開催を全6戦に拡大。ヨーロッパ、アジア、アメリカのル・マン・シリーズで各2レースずつ行われ、それにル・マン24時間を加えた全7戦でのシリーズとなる。

 シリーズは伝統ある格式のレースが多数含まれており、開幕戦は3月のセブリング12時間(ALMS)。続いて5月のスパ1000km(LMS)、そしてル・マン24時間が続く(ル・マン24時間はポイントが2倍)。夏の間は間隔が開き、9月にシルバーストン1000km(LMS)、そして10月にはプチ・ル・マン(ALMS)、最後の2戦はアジアでの開催となり、10月末に富士スピードウェイで『マウント・フジ1000km』、最後は11月に中国で6時間レースの開催となる(開催地は未定)。

 本格的な国際タイトルが懸けられた耐久レースの開催は、日本ではかなり久しぶりのこととなる。スポーツカーファンにとって来年10月の富士は見逃せないイベントになりそうだ。

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