チーム・オレカ・マットムートとプジョー・スポールは17日、2010年のル・マン24時間とル・マン・シリーズでオレカがプジョー908HDi FAPを走らせると発表。また、2011年に向けてオレカはニューマシンの開発を進めており、そのマシンにはプジョーエンジンが搭載されるとしている。
2009年は2台、もしくは1台のクラージュ-オレカ・エイムをル・マン・シリーズで走らせていたオレカだが、現行のル・マン・レギュレーションの最後の年である2010年、最新バージョンのプジョー908HDi FAPをプジョー・スポールから供給され、ル・マン24時間とル・マン・シリーズを戦うこととなった。
チーム代表のヒュー・ド・ショーナックは「とても幸せで誇らしく、興奮している」と喜ぶ。「我々が挑戦を始めて以来、我々のチームの目標は大メーカーと手を組み、長期間のプログラムを推進することだった。今、我々のメインパートナーたちに感謝したい。我々は成し遂げたのだ、と」
また、プジョー・スポールの代表であるオリビエ・ケネルは「我々にコンタクトを取ってきたチームの中でオレカを選んだのは、チームがプジョーの威信を守るベストなチームだったからだ。チーム・オレカ・マットムートはル・マンとル・マン・シリーズでプジョー908HDi FAPを走らせるだけの価値がある」とコメントしている。
一方、オレカは2011年に向けてデザインオフィスで最新のオレカ02プロトタイプのデザインをスタートさせており、このマシンはプジョーエンジンを搭載することが決定しているという。ド・ショーナックは「我々のテクニカルチームはプジョー・スポールとともにすでにハードワークを始めている。将来のLMP1プロトタイプは素晴らしい可能性をもったものになるだろう。我々の新しい挑戦は良好なコンディションでスタートした」と語っている。
2009年のル・マン24時間では、ペスカローロ・スポールがカスタマーとしてプジョー908HDi FAPを走らせたが、ブノワ・トレルイエがドライブ中にクラッシュ、リタイヤとなっている。
