2013年のル・マン24時間耐久レースに、環境技術を志向した車両が参加する特別枠“ガレージ#56”から参戦を目指していたグリーンGT H2が、参戦を取り止めることになった。

 2012年からル・マン24時間に設けられた“ガレージ#56”は、ル・マン24時間という過酷なレースの場で環境技術をアピールすることを目的に、従来の参戦枠である55台にプラスする形で設けられたもの。初年度に選ばれたニッサン-デルタウイングはリタイアに終わったものの、特異な形状と優れた空力性能、軽量化技術を大いにアピールした。

 2年目のガレージ#56枠には、すでに昨年のル・マン前に燃料電池車であるグリーンGT H2が選ばれていた。このマシンは搭載した水素と大気中の酸素を反応させて電気を取り出し、モーターを駆動させて走るという車両だった。

 すでにベンチテストは成功していたものの、グリーンGT側は複雑な構成による水素燃料タンクが、ル・マンのようなクラシックイベントを前に耐久テストをこなすことができないとして、ACOとの合意のもと、ガレージ#56枠から撤退すると明らかにした。

 ACOのスポーツマネージャーを務めるヴァンサン・ボメニルは、この決断について「我々はグリーンGT H2をガレージ#56枠に選んだことを後悔していない。燃料電池車について、現実的な可能性があったのだ。ただ、チームはクルマを開発するのに十分な時間がなかった。そして、レースへの適合が足りなかった」と語っている。

 グリーンGT H2が撤退を決断した後、ACOでは代わりにLM-GTEアマクラスのリザーブ枠から、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズにポルシェで参戦するプロスピード・コンペティションを選出。56台という参戦枠は変えないと明らかにした。

 なお、2014年のガレージ#56枠はニッサンが参戦することがすでに決定している。

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