イギリスのスポーツカーメーカー、ジネッタは、2015年に向けてLMP3車両を開発することを明らかにした。

 ル・マン24時間でクラス優勝を果たした経験も持つローレンス・トムリンソンが率いるジネッタは、LMP3車両開発のため、元ウイリアムズのイワン・ボールドリーが設立したレーシングコンストラクターのジュノ・レーシングを買収。その一環として、ボールドリーをジネッタの新たなテクニカルディレクターとして起用した。

 ウイリアムズでデザインエンジニアを務めていたボールドリーが設立し、プロトタイプカーやフォーミュラ・フォードのコンストラクターとして活動していたジュノは、買収によりジネッタの拠点であるヨークシャーに移転。ジネッタは来季に向けて、LMP3車両『ジネッタ・ジュノLMP3』を6台製作することを目指しているという。

「素晴らしいね。僕は本当にイワンが好きだし、彼は非常に重要だと考えている。そして、両社の間には素晴らしい相乗効果があるんだ」と語ったトムリンソン。彼は、2009年にジネッタ・ザイテックでル・マンに参戦しているほか、06年にはLM-GT2クラスで優勝を果たしている。

「プロトタイプカーのことはよく知っている。これは我々がこの分野に戻るいい機会だよ。他のカテゴリーでやってきたことと同様だし、ACOがやろうとしていることは、まさに我々が行っていることなんだ」

 また、ボールドリーによると、ジュノは当初、FIA CN車両を製作するのと平行して独自のLMP3カーを製作することを目指していたという。ただ、今回の契約により、それぞれのニューマシンのデザインと、ジネッタの技術的な責任の管理に専念することが可能になるという。

「我々はステップアップすることを目指していた。ただ、ジュノは常にリソースの不足に苦しんでいたんだ」とボールドリー。

「これは理想的な状況に思えたよ。これまで我々はチームと協力しなくてはならなかったが、再びそうしなくてはならないところだった」

 15年からヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)、そしてアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)に新設されるLMP3クラスは、ル・マン24時間やWEC世界耐久選手権を目指すチームやドライバー、コンストラクターのための入門カテゴリー。コストキャップ制のもと、420馬力を発生するV8エンジンを搭載したクローズド車両で争われる。

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