クラストップを快走していたWRX STI tSが、SP3Tクラス優勝を達成した。
 2008年、量産車の素性の良さとシンメトリカルAWDの優位性を証明するために始まったニュルブルクリンクへの挑戦は、4年目を迎えた今年、SP3Tクラス優勝という最高の形で結実した。

 スバルがWRCから撤退し、プロジェクトは2009年からSTI独自のプログラムとして動き始めた。WRCで培われたエンジンマネジメントやパーツの開発技術を駆使しつつ、スポーツパーツやコンプリートカーの先行開発の場としてニュルブルクリンク24時間レースという場を活かそうという考えだ。

 STI車両実験部長の辰己英治を監督とし、2009年はSP3Tクラス5位を獲得。2010年にはクラス4位と着実にステップを踏んできた。そして今年、大型リヤウイングの装着などを考慮してマシンをセダン型に変更。これまで得たノウハウを注ぎ込んだマシンづくりを行ないつつ、事前にVLN(ニュルブルクリンク長距離選手権)レースに参戦するなど入念な準備を行なってから本番を迎えた。

 吉田寿博/佐々木孝太/マルセル・エンゲルス/カルロ・バンダムらが駆ったWRX STI tSはスタートして3時間が経過した時点でクラス首位に。その後はじわじわと後続を離しつつ、一度もクラストップを譲ることなく24時間を走り切り142周を走破。念願のチェッカーを受けた。

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