ル・マン・シリーズ(LMS)やDTMで活躍するドイツのチーム・コレスが10年度の活動計画を早くも発表した。2010年は、今年に引き続きLMSとル・マン24時間、DTM(アウディA4)、ユーロF3シリーズに加え、新たに開催されるル・マン・インターナショナルカップにLMP1 アウディR10 TDIで参戦することが決定した。
かつてF1フォースインディアやスパイカーを率いていたコリン・コレス代表は、「このル・マン・インターコンチネンタルカップは、ヨーロッパ、アジア、アメリカと開催されるシリーズと深く結び付き、伝統的な自動車メーカーの世界選手権となるべく最も重要な位置を占めるレースになるだろう」と語っている。
今季のチーム・コレスは、ル・マン24時間は総合7位と9位、岡山で開催されたアジアン・ル・マンは総合3位と5位入賞、と非常に収穫があり、来季はさらに表彰台の中央を目指す。なお気になるドライバーズラインナップだが、発表は年明けになる模様。
チーム・コレスは08年ル・マン24時間で優勝したアウディR10 TDIを譲り受け、今季初めてLMSやアジアン・ル・マンにも参戦し、ヨーロッパのモータースポーツ界からも注目されているドイツのプライベーターのひとつ。今年は、ル・マン24時間にアンドレ・ロッテラー、LMS第1戦(ポール・リカール)にはミハエル・クルム、アジアン・ ル・マンではオリバー・ジャービスと野田秀樹、そしてF3ユーロシリーズの前半戦にはカルロ・ヴァン・ダムら、日本にゆかりのあるドライバー達がこのチームで活躍した。来季もまた日本にゆかりあるドライバー達がこのチームで活躍するのだろうか。いつの日か日本人ドライバーが、このチームから世界のレースで大活躍する日も遠くないかもしれない。
