2010年のロレックス24atデイトナで、新チーム、アクション・エクスプレス・レーシングのNo.9ポルシェ・ライリーが勝利を収めた。
今年のロレックス24atデイトナは、悪天候の中、リーダーが53回も変わる、めまぐるしい展開となった。土曜のスタート前に雨が降ったため、スタート後、数時間は路面が濡れた状態で、コースアウトが多発。日曜はドライとなったものの気温が低く、強風に見舞われた。
アクション・エクスプレス・レーシングは昨年のウイナー、ブルモスから派生した新チーム。レース終盤は、同チームのNo.9ポルシェ・ライリー(バルボサ/ボルシェル/ダルジール/ロッケンフェラー)とチップガナッシ・レーシングのNo.01 BMWライリー(パピス/プルエット/ロジャス/ウイルソン)の一騎打ちとなる。しかしジャスティン・ウイルソンが走行中マシンの異常を感じてピットイン、チームはトラブルを発見できず、ウイルソンはそのままコースに復帰したが、その時にはロッケンフェラーから2周遅れとなってしまい、そのままNo.9ポルシェ・ライリーが勝利を収めた。3位にはクラウン・ロイヤル/NPNのBMW・ライリーNo.95(ブーシュ/ハンター-レイ/ルーア/タッカー/ウエストブロック)が続いた。なお、GTクラスではスピードソースのマツダRX-8 No.70がクラス優勝を果たしている。